FX基礎:仕組みを正しく理解する
目次
1. 外国為替と通貨ペア / 2. レバレッジと証拠金 / 3. スプレッド / 4. スワップポイント / 5. 取引時間 / 6. ロスカット
1. 外国為替と通貨ペア / 2. レバレッジと証拠金 / 3. スプレッド / 4. スワップポイント / 5. 取引時間 / 6. ロスカット
1. 外国為替と通貨ペア
FXでは通貨を単体ではなく「米ドル/円(USD/JPY)」「ユーロ/米ドル(EUR/USD)」のようなペアで取引します。左側を基軸通貨、右側を決済通貨と呼びます。
| 米ドル/円 150.00円で買う | ドル高・円安が進み151.00円になれば1円の利益、149.00円になれば1円の損失(1万通貨で約±1万円) |
|---|---|
| 円高・円安 | 数字が上がる=円安・ドル高、数字が下がる=円高・ドル安 |
2. レバレッジと証拠金
レバレッジとは証拠金の何倍の取引ができるかを示す仕組みです。国内の個人口座は最大25倍です。倍率が高いほど必要証拠金は少なくなりますが、値動きに対する損益の割合は大きくなります。
| 例:1ドル150円で1万通貨 | 取引総額150万円。レバレッジ25倍なら必要証拠金は約6万円、5倍なら約30万円、1倍(レバレッジなし)なら150万円 |
|---|
レバレッジ=少ない資金で大きく取引できる=ハイリスク・ハイリターン。初心者は1〜5倍程度の低レバレッジから理解を深めるのが一般的です。
3. スプレッド(実質的な取引コスト)
スプレッドは売値(Bid)と買値(Ask)の差です。取引のたびにこの差がコストになります。例:買値150.003円・売値150.000円ならスプレッド0.3銭。1万通貨の取引で約30円のコストです。通貨ペアや時間帯、相場急変時に広がることがあります。
4. スワップポイント
2通貨間の金利差調整額です。金利の高い通貨を買い、低い通貨を売った場合、原則として受け取れますが、逆の場合は支払いになります。金額は日々変動し、マイナスになることもあります。「高金利=必ず儲かる」ではありません。
5. 取引時間と値動きの特徴
| 月曜〜金曜 | ほぼ24時間取引可能(メンテナンス時間を除く)。土日・元日は休場が一般的 |
|---|---|
| 東京・ロンドン・NY | 時間帯で値動きの活発さが異なる。経済指標発表時は急変動に注意 |
6. ロスカット(強制決済)
含み損が拡大し証拠金維持率が一定以下になると、FX会社により強制的に決済される仕組みです。資金を守る最後のセーフティネットですが、ロスカットで損失が確定すること、相場急変時は想定より不利な価格で決済される(スリッページ)可能性があることを理解しておきましょう。
注意:ロスカットがあるから安心ではありません。預託証拠金を上回る損失が生じる可能性もあります。